ものづくりの仕組みを知って、自分のオリジナルデザインを商品化する方法

先日の記事でお約束したとおり、今回は「ものづくりの仕組み」と「自分のデザインを外注して商品化する方法」についてお話ししたいと思います。

今回はアパレル業界におけるものづくりについてご説明します。

ものづくりの仕組み

会社の規模やデザインしているものによっても、どのくらいのスパンでこのサイクルを回していくかは異なりますが、基本的な流れについてはこの図のようになっています。ブランドによっては半年先の商品を企画するところもあれば、2ヶ月先などかなり短いところもあります。

apparel

何となく難しそうに感じるかもしれませんが、こんな感じです。

  1. リサーチ…トレンドを調べたり、競合他社のリサーチをしたりする
  2. 商品企画…リサーチをもとにデザインをする
  3. 営業…デザインやサンプルの商品を営業先に持っていく、もしくは展示会などでバイヤーを呼んでサンプルを見てもらい、営業する
  4. 生産…企画した商品の中から生産するものを工場に指示
  5. 販売…店舗やオンラインで販売
  6. フィードバッグ…販売のデータなどをもとにフィードバックし次の企画につなげる

自分のデザインを外注する方法

上記でご紹介したものは、ちょっと複雑に感じた方も心配ありません。

自分で考えたものを誰かに作ってもらうというのは、高校や大学のときに作った文化祭でのクラスTシャツや、部活やサークルのTシャツを思い出してください。クラTや部Tと呼んで愛着を持っていた方もいらっしゃるかもしれません。

学生のときにやっていた工程はこんな感じですね。

  1. クラスまたは部活のみんなからデザインを募集
  2. 多数決か話し合いで決定
  3. 希望を聞いて、色とサイズを決める
  4. お金を払って人数分発注
  5. 製品が届く

1点や小ロットでも発注できるところもある

やはり、売れるかわからないものをいきなり大量生産するのはリスクが高いですよね。

最近では1着から委託で作ってもらえるサイトがいくつも登場していますので、ご紹介します。こちらでは、パターンや専門的な知識がなくても作ってもらうことができます。

縫製のクラウドソーシング「nutte(ヌッテ)」

こちらは無料で登録することができ、仕立てからリメイク、バッグ、小物などを縫製職人さんに作ってもらうことができます。また、ものづくりが好きな方は作り手として登録することもできます。

あなたのイラストが服になる「STARted(スターテッド)」

こちらは1点から大量生産まで、様々な使い方ができるサイトです。専門的な知識がなくてもアパレルブランドを立ち上げることもできます。

商品が完成したら…

商品ができたら、もちろんご家族や友人にプレゼントするのも素敵ですが、どこかで売ってみたいですよね。そんなときには様々な選択肢があります。

  • オンラインショップで売る(オークションサイトやハンドメイド専門のオンラインストアなど)
  • 自分のウェブサイトで販売する
  • ハンドメイドのフェアなどに出展して、取引先を開拓する

商品の売り場についてはまた別記事で詳しくご紹介しますね。

まとめ

  • ものづくりの仕組みは意外とシンプル
  • 学校でクラスTシャツを発注したときを思い出して
  • 外注サイトでは1点から作ってもらえる
  • パターンやデザインの詳しい知識がなくても大丈夫
  • 販売の手段は色々ある

次回は「トレンドリサーチ」についてお伝えします。販売場所についても近日中にアップする予定です。

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