最近テレビや雑誌でよく紹介されているパッチワークキルト。キルトやパッチワークキルトとはどんなものかや、初心者でも簡単に小物が作れるおすすめキット、本などをご紹介します。
パッチワークキルトが可愛い!
キルトやキルティングとは?
「キルト」とは表布(トップ)と裏布の間に綿や柔らかい羽毛などを入れて上から縫い、ステッチの模様を浮き上がらせたものを言います。
よくあるダイヤ柄のステッチだけではなく、模様を描いたものや表布の上にモチーフを縫い付けたアップリケキルト、フランスのブティのようにモチーフ部分にだけ詰め糸をするキルトもあります。
ハワイアンキルト
フランスの伝統キルト・ブティ
「キルティング」とは、キルトを作るために生地にステッチをかける(縫う)ことを言いますが、日本ではキルトを使って作った商品をキルティング・ジャケットやキルティング・コートのように呼ぶこともあります。
パッチワークキルトとキルトとの違いは?
パッチワークキルトもキルトの仲間ですが、様々な色や形の布をはぎ合わせて1枚にしたものを表布に使ったキルトのことをパッチワークキルトと呼びます。
動物の皮をはぎ合わせたパッチワークや布に綿をはさむ技法は、紀元前の古代エジプト時代にはすでにあったと言われています。
現在世界中に様々な形で広まっているパッチワークやキルトの元になったのは、11世紀頃にヨーロッパの十字軍に伝わったもので、移民とともにアメリカに伝わった技術は18世紀頃さらに発展したそうです。
もともとは寄せ集めの小さな布をはぎ合わせて生活必需品を作っていていたそうですが、そのうち装飾としても使われるようになったそうです。
パッチワークキルトで作ったタペストリーやクッション、バッグなども素敵ですよね。
簡単手作りキットやオススメの本
初心者向けのキットも販売しているお店
- キルトパーティ
テレビや雑誌などでも活躍されているパッチワークキルト作家の斉藤謠子さんが主宰するキルト専門店キルトパーティにはキルト用の生地や材料だけでなく、手作り用のキットも売られています。
難易度もほとんどの手作りキット商品のページに★1つ~4つで書かれています。
※キルトパーティで販売されているキットにはキルト芯と縫い糸は含まれていないです。(商品ページに注意書きがされていて、作り方が入ってないものもあるようです。)
1月19日放送のNHKすてきにハンドメイドで紹介予定の「キルトバッグ クローバー」もすでに販売されていますが、作り方はNHKのテキストに載っているためキットには付いていないそうです。
- オリムパス製絲
手芸用品を販売しているオリムパス製絲では、バッグ・ポーチやインテリア雑貨の他に動物シリーズ、季節の小物などのパッチワークキルトの手作りキットも販売されています。
お子様が好きそうなアイテムから、年配の方が使えるものまで幅広く展開されているので是非チェックしてみてください。
パッチワークキルトのキットの他にも刺繍や刺し子、編み物のキットも売られています。
※キットを購入せずに、はぎれ布を使ってパッチワークをする場合は出来るだけ似ている素材を使ったほうが簡単です。
素材の伸縮率が違うと、上手に縫い合わせられなかったり、縫った後に生地がつってしまったりしやすいのでご注意ください。
パッチワークキルトのオススメ本
- いちばんよくわかる パッチワークの基礎
まだパッチワークを一度もやったことがない初心者の方にもわかりやすく、布の種類や型紙の作り方、縫い方の基礎なども載っていてオススメです。
- 斉藤謠子 私のキルト
前述のキルトパーティの主宰者でもあるパッチワークキルト作家の斉藤謠子さんの最新の著書で、バッグやポーチなど実用的な小物が作り方付きで紹介されています。
斉藤謠子さんはこの他にもたくさんパッチワークキルトの本を出していらっしゃるので、是非本屋さんやオンラインショップでチェックしてみてください。
関連記事:フランス伝統のキルト「ブティ」がオシャレ!材料や作り方、キットの販売は?
まとめ
- パッチワークキルトは様々な色や形の布をつぎ合わせた表布を使ったキルトのこと
- 現在はオシャレなインテリア小物やバッグなどによく使われている
- 初心者向けのキットや本はオンラインショップでもたくさん売られている
寒い冬にはこたつに入りながら、こたつカバーをパッチワークキルトで作るのも楽しそうですね。