ハンドメイド商品のネット販売サイトはBASEが人気!ミンネやクリーマとの違いは?

最近ハンドメイド作家さんの間で人気のあるネットショップ「BASE(ベイス)」。BASEの特徴や、他の販売サイトとの違いについてまとめました。

BASE(ベイス)について

「BASEはミンネやクリーマに出品するより商品が売れる!」という声を最近よく耳にするので、特徴や手数料、注意点などをまとめました。

BASE  minne  creema

今回はBASEがどんなサービスなのか、ミンネやクリーマと比べながらご紹介したいと思います。

BASEの特徴

BASEは無料でネットショップが作れる

まず、BASEがミンネやクリーマと違うのは「自分のネットショップが作れる」というところです。

ウェブデザインの知識がなくても簡単にオシャレなネットショップを作ることができて、決済システムも組み込まれているECサイトが作れてしまうのです。

BASEネットショップの事例

どれもデザイナーさんに作ってもらった素敵なネットショップばかりですよね(※テンプレートは有料のものも有)。

ミンネやクリーマと同じく、BASEも無料で出品者としての登録ができるので、お金を払わずに自分だけのネットショップが作れてしまうんです!びっくりですよね。

BASEはネットショップの集客や運営を手伝ってくれる

まず、BASEではミンネやクリーマのようにBASEのサイトでも出品者の商品を販売してくれます。

これはminneやcreemaと一緒ですね。

そして、素敵なのはBASE Appsの色んな機能。ほとんどが無料で使える機能です。

例えば、どんなことが出来るかというと・・・

  • ブログ

→自分のネットショップや商品に関するブログを書くと、BASEのショッピングメディアBASE Mag.に掲載してくれて、そこからの集客やファン作りをすることが出来ます。

これは、自分1人でブログを立ち上げてもなかなか読んでもらえなかったりするので、とてもありがたいサービスですよね。(※ミンネにもminne mag.というサービスが有ります。)

 

BASE(ベイス)さん(@baseec)が投稿した写真

BASEのインスタグラムでも、商品の写真を紹介してもらえます。

  • メルマガ配信

→BASEのメールマガジン配信機能を使えば、これまで商品を購入してくれたお客様に新商品やセールのお知らせを簡単に送ることが出来ます

  • 商品撮影サービス

→送料は自己負担ですが、商品を売るのに重要な写真を無料で撮ってもらえます。これは写真撮影に苦手意識がある方にとっては便利なサービスですよね。

  • Tシャツ・スマホケース作成

オリジナルのデザインや写真・画像をアップロードするだけで、Tシャツやスマホケースを作成して販売できます。受注生産方式なので、在庫リスクはありません。まずは何から売れば良いか迷ってしまう方は、自分で撮った写真や描いたイラストで商品を作ってみるのも楽しそうですね。

その他にもグーグルアナリティクスと連携させてショップに来たお客様の解析をしたり、ショップロゴを簡単に作成したりできる機能もあります。

BASE Apps一覧

写真やイラストからTシャツやマグカップなどの商品を作るサービスは色んなところで提供されていますが、受注生産で出来たり、他の様々なサービスや機能もすべてBASE Appsから使えるのが便利ですね。

BASEはハンドメイドマーケットではない?

実はBASEはハンドメイド専門店ではありません

もちろんハンドメイドの商品も販売できますが、写真や音楽データなどのデジタルコンテンツなどを売ることも可能です。ミンネやクリーマに比べて販売できる商品の幅も広がりますし、お客さんから見て似たり寄ったりの商品ばかりじゃないのが良いですよね。

BASEで販売ができない商品

ちなみに「ハンドメイドマーケット」と位置づけられているミンネで売れるのは、ハンドメイド商品、リメイク、アート、素材・材料、印刷物、食べ物で、クリーマもハンドメイド商品と素材や道具のみです。

BASEには色々良いところも有りましたが、BASEで商品を売る際の注意点も以下にまとめました。

BASEで販売する時の注意点

BASEの登録は無料で、ネットショップを開設しても年会費のような維持費はかかりませんが、やはりミンネやクリーマと同じく商品が売れると手数料が発生します。

商品が売れると手数料が発生

やはりミンネやクリーマと同様、商品が売れたときにはお金がかかります。

以下BASEのウェブサイトからの引用です。

商品が売れて、ステータスを発送済みにすると「BASEかんたん決済手数料」がかかります。

詳しくはBASEのウェブサイトで説明されていますが、【商品の代金+送料】の3.6%+40円 or 6%がBASEに引かれる手数料です。

ちなみにミンネの販売手数料は商品代金の10%、クリーマは8~12%です。

BASEはちょっと手数料の計算が複雑なので、ミンネやクリーマに比べてお得かは一概には言えませんね。さらに、売上金を振り込んでもらう際の決まりがちょっと厄介なんです↓。

売上金の振込&事務手数料が高い

商品を販売した際に売り上げたお金は、自動的に登録口座に振り込まれるわけではありません

「振込申請」をしないと、お金はずっとBASEが持ったままです。泣

そして、お金を振り込んでもらうには「振込手数料」と「事務手数料」の2つがかかります

※注意が必要なのは、振り込んでもらう売上金が2万円未満だと、振込手数料250円+事務手数料500円=750円もかかってしまうんです・・・。2万円以上のときは、事務手数料はかかりません。

2万円売り上げるのって、結構大変なのでこれはちょっと痛いですね。我慢して売上金が2万円に達するまで待つか、手数料750円払うか…。

ちなみにミンネの売上金は月末〆翌月末払いで、振込手数料は1回につき172円クリーマは振込申請月の翌月払いで、3万円未満は172円・3万円以上は270円 (ジャパネット銀行の口座を使うと54円 )です。

振込&事務手数料に関しては、BASEよりミンネとクリーマのほうがハードルが低い感じがしますね。

結局BASEでの販売はおすすめ?

結論から言うと、BASEは「安い商品を少しだけ売りたい場合」には不向きです。振込手数料が高いからです。

しかし、BASEの持つ集客や販売のツールを使いこなすことで、他のサイトでは出品していても売れなかった商品が売れたり、リピーターを増やしたりすることも可能です。

また、BASEで自分のネットショップを作ってブログを書いたり、メルマガを送ったり、お客さんのアクセス解析などもしているうちに、商品を作るスキル以外も磨いていくことが出来そうですね。

BASEではネットショップオーナーのためにBASE Uという、ネットショップ開設・運営・販促のノウハウを紹介しているサイトもあって、学びながら販売することが出来ます。

このBASE Uは、ネットショップ経営に必要な様々な知識が詰め込まれているので、とってもオススメです!

まとめ

  • BASEは自分のネットショップを無料で作ることが出来る
  • 商品の販売だけではなく、集客をサポートしてくれる機能も使える
  • 登録は無料だけど、商品が売れたときや売上金の振込にかかる手数料がちょっと高い
  • BASE Uで、ネットショップ経営のノウハウを学ぶことが出来る

ネットショップでの販売は、複数のショップで並行して出品している方も多いと思うので、ご興味のある方は是非BASEでも挑戦してみてくださいね。