今回は、前回の記事で触れた、購買意欲をかきたてるブランドプロフィールの書き方を詳しくご紹介します。
お客様の心をつかむコツ
ブランドプロフィールに含む内容を再度確認します。
- ブランドや商品ができたきっかけ
- 失敗→成功へのストーリー
- ブランドの特徴や個性
- その商品を使うと得られるもの(困難や悩みの解決)
- つくり手のことや思い、ものづくりに関する考え方
- 行っている社会的な活動(リサイクルや環境団体への募金)…など
まずはご自身のブランドに関して、考えてみてください。
ブランドプロフィールの例を見てみよう
Beyond Skin(ビヨンド・スキン)
Beyond Skinはイギリスにある靴のブランドです。日本のウェブサイトはないようなので、以下には簡単な訳を載せました。
- ブランドや商品ができたきっかけ
Beyond Skinは2001年に生まれました。なぜならスタイリッシュで且つ動物実験無しの靴ブランドはそれまでありえなかったからです。
素敵なヴィーガン・シューズ(動物の毛皮を使ったり、動物実験をしたりせずにつくった靴)はどこにもありませんでした。だから、私たちはそういったことを気にする人たちのために、スタイリッシュで質の高いヴィーガン・シューズを作ることをミッションにブランドをはじめました。
- 失敗→成功へのストーリー
私たちは、できるだけ家の近くで靴を作れる工場を探しましたが、イギリスに残っている靴工場はほとんど無く、レザーを使わない美しい靴を作るイギリスの工場を見つけるのに2年近くかかりました。
そしてやっと私たちはその工場で最初の靴のサンプルを作り、生産を開始しようとしたところでその工場は潰れました。
でも私たちは挫けず、小さなロンドンの工場を見つけ、2003年にエシカルシューズの販売をはじめました。
- ブランドの特徴や個性
最初は私たちはシンプルな2色展開のハンドメイドのベジタリアン・シューズからはじめました。段々とブランドは育っていき、コレクションはどんどん増えていきました。Beyond Skinの靴は、環境への負荷を最小にし、サテンは環境に悪影響のあるビスコースではなくポリエステルを使っています。(中略:その他にも非レザーの素材や新しいリサイクル素材に関して書かれています)
私たちの冒険はまだまだ続きます。次のシーズンはさらに環境に配慮した素材や方法で、今季に負けないくらいラグジュアリーな靴を作りました。将来は靴にとどまらず、小物やアクセサリー、メンズウェアなども作る予定です。
- その商品を使うと得られるもの(困難や悩みの解決)
私たちのブランドは、環境に優しく、そしてスタイリッシュな靴を提供しています。
幸運なことに私たちの靴はゴールデングラブ賞でナタリー・ポートマンが履いてくれたり、VogueやElleなどの多くの雑誌でも取り上げらたり、たくさんの賞も受賞しているとてもファッショナブルで素敵な靴です。そして、履く人も作り手も幸せになれる靴です。
- つくり手のことや思い、ものづくりに関する考え方
いかなる人も、動物も、小さな子どもたちも、私たちのヴィーガン・シューズを作ることで傷つけられません。
私たちは人や動物、環境に優しい靴のブランドです。この惑星に存在するすべての生命や資源に感謝し、大切に扱うことで、私たちはスタイリッシュな靴はできています。
- 行っている社会的な活動(リサイクルや環境団体への募金)…など
私たちは現在、ロンドンやスペインなどヨーロッパの工場と密接に働き、商品を生産しています。こうすることで、カーボンフットプリントも減らすことができます。
(中略:関わっている環境や動物保護団体についてもウェブサイトに詳しく載っています)
Beyond Skinの商品などはインスタグラムでも見られます。
まとめ
- どんなブランドか分かるストーリーを載せると価値観の合うファンができる
- 具体例や名前を入れることで、読む人に伝わりやすくなり、また信頼も得ることができる
- 商品やブランドに込めた自分たちの思いを熱く伝えることが大切
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