先日までトレンドリサーチや流行を取り入れたものづくりについてお話ししましたが、流行にとらわれず「オリジナル」なもの作りたい、というかたもいらっしゃると思うので、その際に大切なことなどをいくつかまとめました。
「オリジナル」で思う浮かぶもの
「オリジナル」といえば、人生に1度だったり、2人だけの想い出など、婚約指輪や結婚指輪、もしくはネックレスや時計など特別なときに贈るものを思い浮かべる方も多いと思います。
「結婚指輪」は結婚する2人の好みで選ぶので、トレンドは関係ないような感じもしますが、実はウェディングドレスやアクセサリー、結婚式にもトレンドはしっかりあって、結婚情報誌や結婚式場のカタログ、ジュエリーにもちゃんとトレンドが反映されているのです。
ですので、そういった情報に囲まれている消費者の方たちも知らないうちにトレンド情報に操作されているんですね。
とは言え、やっぱり2人の想い出の品なので、他の誰かと同じものより、自分たちだけの「オリジナル」な記念品がほしいですよね。
考え方のトレンドを利用する
現在の20~30代より若い人々の多くは、物で溢れている時代に生まれ育ったので「自分の価値観にあったものを買う」という特徴があります。
ですので、値段よりもそれがどんなストーリーを持っているか、その価値観が自分にあっているかのほうが重要です。
商品を販売する側がお客様に「ブランドや商品の価値観」を伝えるためには、ブランドのプロフィールをわかりやすい方法で発信する必要があります。
心に訴えるプロフィールで、一目惚れ以外でも商品を買ってもらえる
お客様が商品をひと目見て「これがほしい」となればそれで良いんですが、なかなかそう簡単にはいかないですよね。
- 自分の予算内に収まっているか
- ジュエリーであれば石や金属の種類、手入れの方法
- 欲しいけど予算外だったら、値段が高い理由…などなど
お金を出して買う側としては色々知りたいはずです。また、お客様が「知りたい」と意識的に思っていなくても、商品とともに伝えておくと購買意欲をかき立てるものはたくさんあります。
そして、対面ではなくオンラインで販売する場合、商品の紹介とともに相手に伝わるプロフィールが必要です。
言葉で全部書くと長くて読んでもらえなさそうな場合は写真とともに紹介したり、動画にまとめたりするのがおすすめです。
写真やビジュアルがあるととてもイメージがしやすく、ストーリーを理解しやすいためです。
プロフィールに書くべきストーリー
- ブランドや商品ができたきっかけ
- 失敗→成功へのストーリー
- ブランドの特徴や個性
- その商品を使うと得られるもの(困難や悩みの解決)
- つくり手のことや思い、ものづくりに関する考え方
- 行っている社会的な活動(リサイクルや環境団体への募金)…など
ブランドプロフィールにストーリーを混ぜながら書く具体例は次回詳しくご説明したいと思います。
まとめ
- オリジナルなものにもトレンドはある
- お客様の価値観に訴える商品が売れる
- ブランドや商品のストーリーを伝えるプロフィールが重要
ご質問・ご要望等はコチラからお気軽にお知らせください。