10月から放送されているNHK朝の連続テレビ小説「べっぴんさん」。現在も続く子供服メーカー・ファミリアのお話がベースです。戦後のマーケティングもない時代にどうやってその後数十年続くメーカーの基盤を作ったのでしょうか。
お客さんについて考える
ハンドメイドのショップを立ち上げたけど、買ってくれるのが家族や知人ばかりというお悩みはないですか。もちろん、最初はそれでも良いと思いますが、今後ビジネスとしてやっていくためにはもっとお客さんを増やす必要がありますよね。
先日「ビジネスに必要なもの」の記事で、こんなことを書きました。
“「誰の」ために、自分は「何を」するのか。“
自分の資源を使って
- 人々の悩みを解決する
- 願望を叶える
ことを、考えてみてください。
では、アナタのお客さんはどんな人で何に困っている、もしくは何を願っていますか。
お店やブランドの特徴について考える
「べっぴんさん」の中では”お店の売り文句を3つ考える“ことが課題として出されました。そしてその場で2つは答えることができました。
- 母親の気持ちがわかる
- 赤ちゃんのために作り方にこだわり、良い生地を使っている
残りの1つを考えていた登場人物は、お店に立っている女性たちがお客さんが困っていることに無償で答え、大変喜ばれていることから着想を得て
- ベビー相談室
を開くことを思いついたのです。
「物を売ってお金を稼ぐ」という考え方が主だった時代に、無償のサービスを思いつき、他のお店との差別化ができたことは当時にとっては画期的なアイデアだったと思います。
目に見えない部分にも注目する
上記のように、お店やブランドの特徴というのは目に見えるものだけではありません。
もちろん目に見える色や形、素材などもブランドを認識してもらうために重要です。
- 草木染めをした布を使っている
- リサイクル素材を使っている
- 地域の伝統工芸を活かしている
その他に、見えないところにも注目してみてください
- 誰が作っているか
- どうやって作っているか
- 作っている人たちはどんな人達なのか
→「だからどうしてその商品が優れているのか」お客さんに伝わらないと意味がない。
はじめはギブ&ギブ
ギブ&テイク(GIVE & TAKE)はよく聞く言葉ですが、はじめはギブ&ギブ(GIVE&GIVE)です。良い商品を作る、よいサービスを提供する、そしてお客さんを増やしてください。
与え続けることで、必ずアナタに返ってくるものがあります。
まとめ
お客さんを増やすためには以下のことを考えて実行しましょう。
- 自分のブランドだけの売り文句を3つ考える
- 目に見えないところにも注目する
- ギブ&ギブの精神を大切にする
最近は「ハンドメイドジュエリー」「手編み小物」など、同じカテゴリーにとてもたくさんの作り手さんがいます。同じ「樹脂のイヤリング」でもアナタのブランドは何が他の商品と違うのでしょうか。「手編みのマフラー」で他と差別化できる点はお客さんに伝わっていますか。ぜひこの機会に考えてみてください。
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